5月10日にひなの琴莉先生原作「悪役令嬢に転生をしたら異臭漂う世界だったので、いい香りで救います!」単行本1巻が発売されて、書店様の販促用においていただくために、数年ぶりに手描きで色塗りをしました。
展示をしていただいている書店様は
喜久屋書店仙台店様
ジュンク堂書店 池袋支店様
です。
展示後、予約や購入をしてくださった方に、抽選でプレゼントされることになっております。
発売当初は、Xで展示されている色紙を本と一緒に書店様が紹介までしていただきました🥰
詳しいその時の様子は、前のブログ記事で書いております。
もう漫画はネームからPCで描いており、手描きをすることはないだろうと、コピック98色はアシスタントさんにお譲りして道具は全部破棄しておりました。
発売1か月前に色紙の描き下ろしのご依頼がきて、本当に焦りました💦
鉛筆や描く時の照明器具、絵の具や筆もなく…、久しぶりにトレス台を使おうと思いましたら電源のコンセプトがなく、使えず…最初からトラブル続出でした^^;
①下描き
別の紙に書いて、トレスして線画は色紙で清書しました。
トレス台が使えず、裏はこんな感じにして、なんとか…
最初線画を油性色鉛筆で描いたのですが、一番安い油性色鉛筆だったので、とても描きやすかったのですが線がとても薄くしか描けず、何度もなぞって濃くしなくてならず時間がかかったので、コピックライナーのセピアを急ぎ注文しました。
これがコピックライナーなのですが、あまりにも下描きが細かすぎて0.05mmで、太いところは何度もなぞって太くして描きました。
これまた、時間がかかりました💦
②色塗り
1,色塗り道具
コピックをそろえる勇気はなく、アクリルガッシュで色塗りをぬることにしました。
アクリルガッシュは、水彩タッチも厚塗りタッチにでもでき、速乾性があるからです。
パレットも紙パレットです。
2,肌から色塗り
肌の塗が失敗すると、一から全部描き直しになるので、最初に肌から色塗りを
しました。
主人公の色塗り。
王子肌の塗り。
色塗りを始まる前に、原稿の締め切りもギリギリで焦って、どこまで色塗りをするかまったく無計画で始め、色を重ねすぎて色紙が毛羽立ち始め…、塗りながら阿鼻叫喚していました^^;
4,色塗り完成
肌を塗ってからは、色紙の色塗りのこつを少しずつ思い出し早かったです。
完成をさせてから、
「もう少し洗練された今風の色塗りにしたかった…」
と、思いました^^;
時間はかかっている割には、普通の色紙すぎますね。
5,仕上げ
装飾をキラキラするペンでいれ、宝石みたいなシールを貼りました。
せめて抽選であたった読者様が少しでも喜んでいただけるように、貼りました。
本当に欲しい人に当たって、ほしいです!!
当時アシスタントさんが入っていらっしゃり、作業指定をしながらで完成に3日間ほど要しました^^;
この色紙を描いて、私の場合描く道具をよく精査して、完成の絵図をしっかり頭の中に構築ししてないとダメだと勉強した次第です。
手描きは、漫画家になってたくさん描いてきてはいるので、何も考えないで描いてしまうと手癖が出てしまい、絵柄が古くなってしまいます💦
それはデジタルの色塗りでも同じです^^;
今月頭になって半年ぶりに友人の漫画家さんとLINEでお話して、このような苦労話をしたら
と言ってくださったので、うまく単行本2巻がでることになりましたら、次はコピックで色を塗り、もっと描き下ろす色紙の枚数は増やしたいです^^;
この色紙描きのリベンジができますよう、引きつづき応援をどうかよろしくお願いをいたします。
販売から2週間立ち、ありがたいことに書店様でも在庫切れや在庫わずかなところはけっこう発生をしております。
たぶんそのうち補充されると思いますが、下記版元ドットコムで各書店様の支店の在庫状況や、委託販売サイトも紹介をされております。
どうかご確認の上、購入されてください。