Twitterでお知り合いになったハーレクィンやミステリーの漫画を描かれている春日かおる先生から、数日前に
「PCのデータ整理をしていたら、江崎べっ甲店で撮った写真が出てきたのですが、いります~?」
とメッセージがきて、大喜びで「ぜひ!!」とお願いして、春日先生がご自身で撮られた貴重な写真をたくさんいただきました!!
長崎にあった江崎べっ甲店は、江戸時代からあったべっ甲の装飾細工をしたものを売っているお店で、私は知らなかったのですが店内に博物館を造られて江戸時代の貴重なべっ甲細工のものを展示されていたみたいです!
お店自体も国文化財に指定をされていて、次長崎に取材に行くときにでも写真を撮ろうと思っていたのですが、なんと昨年6月に閉店になり、お店も取り壊されました…><
べっ甲細工は、ウミガメの一種タイマイの甲羅を加工したもので、プラスチックの素材とはまた違うのですが、軽くて色がきれいで、江戸時代の女性の櫛や髪飾りによく使われたものです。
しかしワシントン条約で商業取引が禁止になり、原材料が手に入らなくなり、江戸時代から続いていた江崎べっ甲店がとうとう閉店になってしまったのです…;;
こんな美しい図案もあり、もう溜息がでるほど美しいです。
完成のかんざしも美しい~!!!
主人公がめでたく日本行の太夫になれたら、髪につけてあげたいです!!
本当に貴重な写真をたくさんいただきました!!
春日かおる先生、本当にありがとうございました~!!
こんなたくさん資料をいただき、OneNoteにも江戸時代長崎丸山遊郭のたくさん資料がたまり、
「もう同人誌でも江戸時代長崎丸山遊郭の説明書が、出せるわ~」
という感じです^^
「丸山遊女~復讐の蕾~」の連載は、電子書籍での連載で、あまり詳しい説明が入れられないまま、描いています。
私の力不足からかもしれませんが、説明をいれると読者様から「読んで疲れる」とか、レビューで描かれてしまい、拒否反応をされたりなのです…。
写真も資料もけっこう集め、あまり知られていない長崎の丸山遊郭の風景とか情緒とかも背景を多めにして、がんばっておりますが、漫画のお話に関係ないところでひっかかるみたないので、説明を多くいれるのが現状とっても難しいです。
江戸の吉原遊郭や京都の島原遊郭とはかなりシステムの違いがあり、そこが他の遊郭や花魁の漫画と違うところなのですが、その違いは電子書籍で読まれる多くの読者の方が残念ながらあまり興味を示されないことが、よくわかったこの数か月です。
電子書籍での連載は初めてなので、雑誌で描いていた時はやはり勝手は違うのだとつくづく思ったりです^^;
せっかく調べたので、自分の中で風化しないうちに、わかりやすくまとめたいとか最近思うようになりましたが、まとめる時間は今はまったく取れません^^;
「2月は、なぜこんなに期日が少ないの~!?」
と、毎年のことなのに叫びたくなったりです^^;
今月締め切りの作画は、なんとかギリギリで進行中です。
通常の月でしたら
「順調~^^」
と、喜んでいるところですが、なかなか厳しいですね~^^;
がんばります~^^;