[丸山遊女~復讐の蕾」14話は、姉の復讐の相手の1人が判明し詳細がわかる回となっております。
主人公の大きな転機となる回です。
私が連載を再開して、一番描きたかった回です^^
キーマンとなる乙矢も、実のところまだ正体不明な部分をラストで犯人をお縄にするまでは、隠しているキャラです。
でもこれからどんどん話に絡んでくる重要なキャラです^^
長崎は江戸とはまったく役人の役職が違い、江戸幕府の直轄地で莫大な大金が入ってくるので、その大金を狙ういろいろな輩が長崎にはいますし、入ってきますので、本当に複雑な役職体系になっております。
「通詞」という役職も、長崎独特の役人です。
もうP1から出てくる大通詞とは、出島で阿蘭陀語を通訳をする役人で、通訳する役人の中では一番高い位で権力と財力をもった役人です。
大通詞
↓
小通詞
↓
内通詞
の3つの位に分けられ、大通詞、小通詞が表舞台で通訳をする役人で、一番下の内通詞は、阿蘭陀人の身の回りの世話をする下っ端役人となります。
出島の大通詞、小通詞は世襲制です。
唐人屋敷にも中国語(漫画の中では唐人語としています)を通訳する大通詞、小通詞、内通詞はいますが、唐人が帰化して通訳の役人になっています。
通訳として日本に帰化できる唐人は、頭がよく、その上絵画や書、音楽などにも才能がある教養のある優秀な唐人でした。
江戸時代長崎でしかできない遊女である主人公の復讐劇を、どうかお楽しみください^^