13話は、命の恩人の再会と、今までセリフでだけで出てきた抜け荷の一味がしっかりでてきて、主人公が危機に陥る回で、もう遊郭のお話からすっかり違うお話になっています。
6話で助けてくれたこの人物の名前もわかり、主人公が復讐を果たすための重要なキーマンとなる人物です。
6話で登場させてから13話まで登場させず、印象的な再会を果たすために13話まで引っ張りました。
割と1話から何気ないセリフやエピソード、表情も、あとの回につなげる伏線をけっこういれています。
果たしてそのやり方が、電子書籍での連載に向いているかはさておきです^^;
主人公は遊郭の遊女ですが、企画当初から担当さんに
「他の遊女の漫画は、エロ(H)シーンがメインで多いので、そんな遊女の漫画にはしてほしくない」
と、ご要望があっているので、同じ遊女や花魁の他の漫画の少女漫画よりエロ(H)シーンは少なめです^^;
お色気シーンはないことはないんですが、復讐を果たすミステリーのお話に重きをおいています。
ただイケメンは3人でるので、遊女と客ではない主人公の本当の恋愛は描いていきます。
連載がどれくらい続くかで、結末も相手も変わりますので、乙女ゲームのように
「このセリフとこのエピソードを選ぶと、①と結ばれる」
とか、あとの2人のハピーエンドやバットエンドなど、何パターンかはもうあらすじは作っています。
どこまで続くか、どんなラストなのか、主人公の恋愛の行方は、本当に人気次第です。
作家の私は、この連載「丸山遊女~復讐の蕾~」で人気がすごくあったり、儲かっている感はまったくないのですが、昨年から海賊版サイトで無断で4話全部無料でDLできたり、アフィリエイト目的で、勝手に表紙や漫画の画像を使われたりしておりまして…
「思い描いたラストまで、連載続けられるだろうか…?」
と、危機感を感じたりもしています。
昨年からの新型コロナウィルスの影響で収入減で、連載自体が非常に作画時間とアシスタント料がかかるので、私の懐は最近の気候のように冷え込んでいるのですが…;;
「きっとがんばっていれば、先ではいいことがあるさ!」
と、NHKの朝ドラで主人公のおちよちゃんが、初舞台のラストで言った言葉そのままの気持ちでがんばっております。
13話どうかよろしくお願いをいたします。