電子書籍の発展のおかげで、私も今「丸山遊女~復讐の蕾~」を連載をさせていただいております。
電子書籍の配信方法もいろいろあり、無料で漫画を読める機会が多くなりました。
でもいろいろな宣伝方法や仕組みがあり、漫画の合間に広告が入り、広告収入が入ったり、巻数が増えると最初の1巻無料などのキャンペーンがあったりしますが、売り上げの一部が必ず作品を描いた漫画家に、入る仕組みになっております。
kindleのunlimitedでさえも、読者の方がページをめくってくださるごとに、漫画家には
ページごとの単価がはいります。
以前「漫画村」というサイトで、出版社や作家に無断で単行本をスキャンして電子書籍で見られるようにして、広告収入で莫大な利益をあげた事件があり、国会でも違法DLに厳しくなり、海外に逃亡をしていた主犯はつかまりました。
明らかな違法行為なのです。
まだその事件の記憶が薄れたわけではないはずなのですが…、今朝仕事終わり寝る前にネットサーフィンをしていたら、連載している「丸山遊女~復讐の蕾~」の4巻の全ページDLできるサイトを見つけてしまいました。
他にもたくさんの漫画が無料で、DLできるようになっています。
組織なのか、個人なのかわかりませんが、私自身も問い合わせのメールを直接送り、担当さんにもそのサイトのことを連絡しました。
このようにサイトからDLできるようになっていて、これだけではDLは始まらず、課金させて早くDLさせる仕組みです。
データを共有できる海外のサイトです。
私のブログをお読みくださっている方はよくおわかりになると思いますが、「丸山遊女~復讐の蕾~」は歴史もの、遊郭もの、そして長崎という特別な地域を描いているので、資料集めや作画に非常に時間がかかり、ほぼ休みなく私もがんばって作画をしておりますが、アシスタントさんたちもかなりお願いをしております。
体もけずって、自分の貯金も削って漫画を描いているので、売り上げがないとアシスタント料も払えなくなり、生活もままならなくなり、たとえ人気が出て、自分が続きを描きたいと思っても、
連載は継続できません
「漫画家を殺す気ですか!?」と、怒りで寝られなくなってしまいました。
なぜ漫画村の事件が、教訓にならないのでしょうか…。
他にも無料でDLできる漫画はたくさんあったので、「漫画村事件再び!」で、他社さんも動かれるのではないでしょうか。
どうかこのブログを読まれた皆様は、そんなサイトを見つけても、DLしないようにしてください。
こんなDLを早くするためにお金を払うなら、正規ルートで直接漫画を買って読んだほうが安いです。
また新手の違法DLで、やはり後は立たないのでしょうか…;;