先ほどまで最後の広告漫画のお仕事をしていて、配信当日に宣伝ができませんでした^^;
修正が戻ってくる可能性はありますが、広告漫画の仕事納め日となりました。
5年前雑誌不況でショート連載をしていたものの、原稿をあげてもすぐ載せていただけないことが度々あり、私が厳しく思い連載はやめさせていただいてから、広告漫画のお仕事をするようになりました。
15年以上前に友人のデザイン事務所からの依頼で、似顔絵などの仕事はやっていたことがあったので、次の雑誌や漫画の仕事を見つけるまでと広告漫画のお仕事をやり始めたのですが…
まずは原稿料がその時の半分以下になっていることに、本当に驚きました。
バブルが崩壊した後でしたが、
10cm×10cmのモノクロイラスト1枚が安くてごめんなさいと言われて、1万円だったのすが…
A4フルカラーマンガで、1万円からのご依頼を受けることになるなんて夢にも思っていませんでした。
マジで雑誌のカラー原稿料より安いです><
広告漫画のお仕事をやり始めた1年目はそんな仕事ばかりで、カラーマンガの色塗りにもなれていなかったので、時間が本当にかかり…、時給350円とかでした。
2年目から専門学校にパンフレット制作のために来た広告会社から漫画のご依頼を受けたり、クリエイターEXPOに参加をして、原稿料を聞かれたら雑誌のフルカラーの原稿料を言うようになり、
それでも名刺をいただいいた企業の方から
「なんでそんなに原稿料が、安いのですか!?」
と聞かれるほどで、今まで受けていた仕事がいかに最近でも安かったのだと知らされました^^;
なので原稿料やスケジュールの変更のひどさで広告漫画の仕事では、生活できなかった私です^^;
雑誌でもデビューしたことがない、連載をしたこともない作家なら最初はポートフォリオを増やすためにも原稿料が安くて致し方がないのですが…。
あとは定期的にお仕事がもらえるということで、安い仕事を受けることもあったのですが…
「絶対定期的なお仕事は、もらえませんでした」
原稿料を安くするためのその場の嘘と思って、交渉されたほうがいいです。
ただこの4年間広告漫画をやらせていただいて、よかったこともあります。
●雑誌の仕事は担当さんとそんな話をすることがないのですが、広告漫画や担当さんとはけっこう打ち合わせがあり、本当にいろいろな業種があるのだとわかり、ずっと閉じこもって自分の世界にいたのが広がった感じがしました。
●「ほうれんそう」が本当に大事なのがよくわかりました。
●最近の流行りの絵柄に敏感になり、自分の絵柄を雑誌の時とはまったく変えることができました。
●しっかり原稿料やその他条件を交渉することが重要とわかりました。
だからこそ連載している「丸山遊女ー復讐の蕾」の漫画の型が完成をしたのだと思います。
おかげさまで女性部門のディリーで、55位に入りました^^
まだ雑誌で描いていたような家庭物の連載の他の漫画に押されている感じはしていて、もう少し上位にランキングは食い込みたいと思っております。
同じ女性部門でも、まったく違うジャンルの漫画なので比べようはないのですが、作画時間や費用は本当にかかっておりますので、もう少し売れないとネタやストーリーは先まで準備していても、長期毎月連載は厳しいかもですね。
他の大手出版社の有名な漫画家さんと一緒に配信をされている中でランキングに入ることもすごいことなのですが、大手出版社は紙の単行本もありますので、電子書籍だけの配信では、もう少しがんばりたいところです^^
たぶん宣伝ももう少し自分でもやれればいいのですが、ほとんど休みなしで仕事をしている状況で、なかなか思うように宣伝もできない状況なのですが、お手伝いしていただいたアシスタントさんがお願いもしていないのに連載の漫画を買ってくださり、Twitterで宣伝をしていただいたりで、本当にありがたいとしみじみ思っております。
休みなしで疲れているときも、連載の感想を書いてくださり、とっても励まされています^^
もうランキングとか、Twitterのいいね!やアクシブティとかの数値でしか、他の方の評価がわからないので、すごく励まされていて、いいアシスタントさんに恵まれたなと思い、とっても感謝しております。
ちょっと1月になって、トラブルなどもあっていますが疲れもけっこうたまっているようで、アシスタントさん達のがんばりと励ましが癒しになっています^^
月末まで怒涛の修羅場になります。
合間にカルチャー講師もあり、忙しくてブログが滞り気味になるかもしません。
がんばります^^