昨年やったカラーマンガのお仕事をモノクロマンガに変更をするお仕事は、先週の金曜日白紙になったのですが…、やはり枚数が少なくなったのですが、必要になったとご連絡があり、締め切りまで期日もなくバタバタとして、作業をしておりました。
それもイベントで使用するので、長辺が50cm以上ほしいということで、元がweb用のカラーでサイズもB5版より小さく、一から描き直しが必要でアシスタントさんがつかまらないと本当に間に合わなかったです…。
本当に締め切りまで期日がないのに、遅くまで作業をしていただき、アシスタントの皆様本当にありがとうございました~!!
もうこういう締め切りの短いお仕事や、新しい広告漫画のお仕事は本当に申し訳ないのですが、お受けしておりません。
最近でも以前のお仕事を評価してくださり、ご依頼してくださった企業様、広告会社のご依頼はあるのですが、すべてお断りをさせていただいております。
広告漫画のほうは本格的に始めたのは4年前なのですが、その前にも友人のデザイン事務所やフジテレビのお仕事もちょこちょこはやっていて、以前より原稿料が半額くらいに安くなっていて…
「広告漫画は、スケジュールがタイトな上に労力の割りに合わないお仕事が多い」
というのが、私の結論です。
もちろん割りに合うお仕事もあったのですが、非常に少なかったので、広告漫画だけではとても生活はできない状況でした。
締め切り直前になって白紙に戻ることも、かなり多かったです。
1か月で全部合わせると100万円以上のお仕事が、全部キャンセルになったこともありました。
広告漫画の仕事は、収入面も肉体的にも本当に過酷です。
もう最後のほうは新しい企業や広告会社から依頼がきても、本当にくるかあてにしないようにしていました。
でも広告漫画は何より絵柄優先なので、絵柄の研究ができたことは、今の連載やお仕事に生かされていると思います。
クリエイターEXPOも参加費や参加準備が大変でしたが、広告漫画会社に複数登録するよりは、よいお仕事がもらえたのでよい経験ができたと思います。
「割りにあわない」お仕事は、引き受ける前にで交渉しないとだめです。
作画に入ってからが、本当に苦しいです。
私も最初は特にお仕事がほしくて交渉ができなかったので、上記の結果になってしまいましたが、これから広告漫画の仕事をやろう、続けようと思われるなら、自分の心身を守るためにも、原稿料、納期、二次使用については、交渉をがんばってください。
個人のご依頼も、原稿料の相場や、制作期間などまったくわかっていらっしゃならないので、本当に無茶な条件を言ってこられます。
原稿料を提示したところ…
「私が素人だと思って、原稿料をぼったくらないでください」
という、お返事もきたこともあります。
私の基本原稿料は、他の作家さんより安めの設定で、クリエイターEXPOで原稿料を言うと
「なぜそんなに原稿料が安いんですか?」
と、よく聞かれます。
本当に個人の一般の方は、相場も何も知らないので、個人の方の発注、受注にはお気をつけてください^^;