まんが王国先行で、4月15日から「丸山遊女~復讐の蕾~」16話が配信されました^^
主人公碧羽が15話から乙矢と組んで、抜け荷の犯人を探す初めての密偵の仕事の結末になる回です。
唐人屋敷内で、一番位の高い板主の黄哲卿(こう てつきょう)と日本の遊女との間に生まれた愛八(あいはち)の親子愛と、同じ引田屋の遊女 春乃と、一番身分の低い唐人水夫の李叙景(り じょけい)の恋の2つがからみ、抜け荷の真犯人がわかります。
黄哲卿(こう てつきょう)と日本の遊女との間に生まれた愛八(あいはち)の親子愛は、本当にあったお話です。
江戸時代中期の長崎での混血児は、本当に悲しい環境で育ちます。
まだ唐人と遊女のあいのこ(混血児)は、あまり日本人と容姿が変わらないので、こっそり遊女の親戚が養子にしたりして、日本人に混ざって普通の生活ができることもありました。
でも阿蘭陀人と遊女のあいのこは、容姿ではっきりあいのことわかり、丸山遊郭から出ることは一生禁じられています。
丸山遊女は案外と、塀に囲まれている遊郭から外にでることができるのに、阿蘭陀人と遊女のあいのこは、江戸の吉原のように塀から一生でられません。
吉原の遊女のような、年季あけなどありません。
江戸時代初期は、混血児を国外追放にしていたこともありました。
江戸時代の後期、幕末あたりになるとやっと遊郭の外に出られるようになります。
そして 滞在期間が決まっている唐人と遊女の恋の行方はどうなるかも、描いています。
異人と遊女の恋の話も、唐人屋敷、出島ではたくさんあります。
シーボルトは阿蘭陀人ではなく独逸人ですが、医者として阿蘭陀船に乗り、長崎にやってきました。
シーボルトとお滝さんは、出島で夫婦のように暮らし、一人娘は日本で女性で初めての助産婦さんになりました。
シーボルトが日本国内から追放された後も、毎日のように日本のお滝さんに手紙を出していたようです。
今連載中の「丸山遊女~復讐の蕾~」と一緒に、シーボルトとお滝さんの恋愛の連載企画も出していたので、けっこう調べました^^
シーボルトの息子の話まで調べているので、語るとめちゃくちゃ長くなるので、この辺にしておきます。
ようやく先ほど、パーツ別に色わけして塗りつぶしをやってくださるアシスタントさんに、1巻の表紙の指定をしてお送り出来ました。
今回から、このようにもうカラー用のツヤベタをしておきました。
グリザイユ画法をちょっと勉強したので、あとでいろいろ加工をほどこします^^
本文のツヤベタは全部アシスタントさんにお任せしていますが、カラーの色塗りはまた違うので、これぐらいは自分でやります^^;
もし私がモノクロの本文を描くなら、また違うツヤベタの描き方をします。
このツヤベタだと、ツヤベタやるだけで何日もかかってしまいますし、ツヤベタの形が独特なのでアシスタントさんにこのツヤベタはお願いできません。
頼むとアシスタント料がかなりの額になりそうで、怖くて頼めません^^;
よっぽど髪の流れに合わないなどなければ、基本ツヤベタの形ははアシスタントさんの描きやすいツヤベタでお願いをしています。
「「丸山遊女~復讐の蕾~」16話、どうかよろしくお願いいたします~^^