桜庭あさみのつぶやき

桜庭あさみの漫画のお仕事や、日常のつぶやき日記です.

◆桜庭あさみのつぶやき◆  漫画家の桜庭あさみの日常や漫画の制作、お仕事などつぶやきます

マンガの資料の本を断捨離

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6月に入ってから前回の記事でも反省をして、この半年間(昨年12月からの半年間)の不摂生を反省をして、部屋の片づけや確定申告のための領収書整理を少しずつ始めました。

 

とても主人公に共感してしまうドラマ「私のお嫁くん」のような部屋になりかけていたので、まずは掃除がしやすいようにゴミを出すことが優先で玄関には、ゴミ袋や資源ごみ、つぶした段ボール箱がたまっていっております💦

 

そして本棚ももう資料の本がいっぱいで、収納ケースにいれていた「朝鮮王朝」の資料も古本屋さんに送ることにしました。

 


もう10年も前なのですが、出版社に朝鮮王朝の漫画の企画があり、読み切りP40を2本描くことになったので、資料の本を探して集めたものです。

 

 

 

 

10年も前なので、企画用のキャラデザインでアナログに描いたものです💦

 

 

付箋紙がいっぱい貼ってあって、一生懸命調べていた自分を思い出して今でも悲しくなってしまいます。

 

これ以外も朝鮮王朝のドラマのDVDを何セットも買いました。

 

プロットを書いている最中に、アシスタントさんにも貼り込み背景や、韓国の文様をブラシにするため作ってもらっていました。

 

 

 

 

企画が通ってから、資料を本格的に集め始めて、プロットがやっと1本できて担当さんに送ったのですが、1か月返事がなくやっと返事がきましたら、担当さんも雑誌の編集長も代わり、方針が変わったので白紙に戻してほしいと言われました。

 

漫画業界では編集長が変わると方針が変わり、決まっていた依頼がなくなることもよくあることなのですが、ここまで時間と経費をかけて準備をしてきていたのでかなり新担当さんにも食い下がってご相談をしましたが、

 

「前担当さんから2本確約されていたこと、その2本の主人公を担当さんが決めたこと」など、引き継いで聞いていないと言われました。

 

ネームができていれば依頼をしていたと言われるのですが、プロット送っても1か月返事がなく、ネームにも入ることができなかったのに、本当に出版社だけ得する断る理由で、1円も取材費、経費は回収できず、赤字だけ残りました。

 

それ以後もこの朝鮮王朝の漫画は、1作も描くことなく10年もたってしまいましたので

悪い縁の過去を断ち切って、もう嫌な仕事を思い出したくないので処分します^^

 

こんな風に普通に部屋の掃除や片付けをする時間をつくりましたら、

「ここも、あそこも気になる!」

と、年末の大掃除になりそうな勢いで、終わりは見えないです💦

 

なのでここ数日だけに抑えておきますが、部屋はまだまだ片付かないですね~^^;