昨晩原作者様のすごく書き込んだ脚本がきまして、いつも通りLInoにセリフ打ち出して原稿用紙にページ割をしながら、コピペしています。
クリップスタジオのストーリーエディターに打つほうが手間的にはかからないのでしょうが、もう原稿用紙に貼りつけた時点でコマ割りも浮かんでいるので、セリフを貼りつけたい場所に最初から貼りたいのと、P1ずつずらすことや数文字ずらすときもエディターだけだと、イメージがつかみにくくまた試行錯誤に時間がかかるので、最初に手間をかけます。
やり方は、アナログでやっていたネームの描き方に近いと思います。
今までの自分で話を考えていた時と違って、この写植打ちも通常の倍以上かかりました。
原作者の方が細かい場所やセリフも書いてくださっていて、
「これを修正しても、いいの!?」
と思うほどなのですが…
文章と漫画とは違うところや、特殊ジャンルなので女性読者に受けるものに変換する作業がけっこうかかっています。
原作が想像していたものとだいぶ違っていて、読者の方にも同じジャンルの漫画があふれている中でも、
「ちょっと他の漫画とは、違う」
漫画と感じていただけるお話や展開になっております。
その「ちょっと違う」ものを、読者に面白いと興味を持っていただくようにするのが私の役目なのですが、なかなかのハードルの高さがあり、1話全部また自分でプロットに書き直したりもしておりますし、担当様にも
「この場面をどうしても、いれさせてください」
と、お願いをしたりしています。
初めてのコミカライズで、初ハーレクィン作品の「涙は隠して」を描かせていただいたときに、P300は越える長いお話の原作を漫画でP125に詰めなくてはいけないので、かなり原作を変更しなくてはならなかったのですが、初めてで原作をどれだけ改変してよいのか加減がわからず、自分でも納得いかないところがあったのですが、そのまま原作通りに書いてしいました。
それでかなりストーリーのほうは、ファンの方から厳しいレビューの書き込みがありました^^;
2作目で挽回したかったのですが、連載にかかりっきりで、すぐ次回作は描けず申し訳ないです。
その失敗した経験を生かして、今回の原作付の連載は読者の方目線を優先でかなり私が修正を加えております。
2か月ほどネームはやっていなかったので、もうアドレナリンが出まくりトランス状態で脳内がぐるぐる回り、昨晩から食事を忘れてセリフを打ったり、他のことをやっていてもアイデアが出てきたら、すぐPC前に戻ってきてまたネームをなおしたりしています。
ネーム中は、1日中何をしていてもネームのことしか考えていないです。
私は
「ネームをやらないと、仕事した気分にならない漫画家なんだ」
と、つくづく思います。
そろそろ自分で考えた話も、準備できそうです^^
たぶんラフネームができるまでこんな感じと思いますので、数日ブログ更新やSNSを覗く時間が減りそうです^^;