プレゼント企画でイラストをせっかく描き下ろすのと、いろいろな締め切りをかいくぐる合間なので、作業が細切れになると思いますので、制作過程の途中のSSが取りやすいので、上げられるところまではアップします。
とくに最初の過程がたぶん他の方とは違う気はするので、アップしていきます。
①線画完成
瞳のグレーは、あとでも使うのでそのままにしてあります。
②配色決め
原稿料をいただくカラーのお仕事は、塗りつぶしはアシスタントさんにお願いするので
背景もほぼ決めて、こんな感じで色塗りの指定をいつもやっているのですが、男性の軍服を初めて塗るので、迷っているのでまず決まっているところから塗ることにしました。
私の配色の基本は、主人公の色を何系の色にするか決めて、それに合わせて反対色(捕色)をおいていきます。
あまり色相の色数を増やさないことをポイントにしています。
ただ今回男性の軍服が切り替えや装飾が多いので、いつも通りにいきません。
③人物マスクをつくる
もう色塗り用のフォルダは準備してあり、人物マスクレイヤーがあるので、それにシュリンク選択で塗りつぶします。
選択範囲のサブツールの中に、シュリンク選択というツールがあり、とっても便利なのです。
私は線画の色は、塗りつぶしができてから色を変えているので、対象色は黒に囲まれた部分にしています。
こうやって囲むと
こんな選択範囲がとれて
塗りつぶしをしたら、黒い線で囲まれているところは認識して、選択範囲を取ってくれるものです。
対象色の設定で、他の色もOKです。
でも私のように細かく髪を描く人には、線も全部含めて塗りつぶしができるので、とってもおススメな選択範囲ツールです。
こんなにシュリンク選択で一囲みすると
1回塗りつぶしのアイコンを押すだけで、ここまで1回で塗れちゃいます。
すごく線が多い男性の髪なので、いちいちに塗りつぶしていくととっても面倒なのですが、あとは別の部位と重なってはみ出たところを修正するだけなので、めちゃ楽ちんです。
こんなきれいに塗りつぶしが1度でできています。
シュリンク選択を使用するときの注意事項は2つ
①サブツールの対象色の設定に気を付けてください。
②線が繋がってないと、選択範囲はとれません。
私がまず最初に人物マスクをつくるかというと
はみだしや、塗り残しがすぐ見つかるのと、普通の塗りつぶしのときにもう背景にはみ出なくてきれいに塗りつぶしができるのと、背景の色塗りも便利だからです。
初心者さんには、特にこの人物マスクや、せめて一番下に使わない色ですべて塗りつぶした1枚を必ずいれていただきます。
とにかくデジタルの色塗りは、塗りつぶしが早くきれいにできないことには、仕事になりませんので^^
③塗りつぶし
一応こんな感じで、人物の塗りつぶしは終わらせました^^
あと便利な塗りつぶしツールは「図形」のサブツールに入っている「投げなわ塗り」
です。
なぜ「図形」に分けられるのか、謎のツールです。
こんな小さな隙間は、選択範囲ツールの投げ縄のように囲んで、囲んだところがそのまま描画色で塗りつぶしができます。
投げ縄で選択してから塗りつぶすより、一手間省けます。
広範囲のなかの小さな隙間も、囲んであっというまで、もうペンで描いているみたいな感覚でかける意外と便利ツールです。
イラストはちょっとここまでとして、「丸山遊女~復讐の蕾~」のネームに入ります~^^;