昨晩2話目のネームの直しはできて、担当さんにお送りして、今日はアシスタントさんに次の作業にはってもらうための準備をしています。
それでツヤベタのうまいアシスタントさんから、サンプルが戻ってきたので、最終的なペン入れや人物のトーンをちょっと貼ったりしてみました。
ツヤベタは、オリジナルでは直毛の髪質はあまり描かないので、アシスタントさんに入れてもらって、ちょっと加筆したものです。
ツヤベタも入れ始めるともう凝りまくってしまうので、これぐらいがいいバランスです。
長期連載ができるような仕上げにしないと、どんなに描きためていてもすぐ追い付かれてしまうので、本当に下描き、ペン入れを始める前に描き込み具合を決めておきます。
連載漫画のジャンルはレデコミなのですが、コマ割り的には少女漫画に近く、私の絵柄ももう少女マンガなので、目の瞳もちょっと大きめですね~
もう3Dで女性の鬘は作ってもらっています。
こんな感じでできていて、ツヤベタはアシスタントさんがいれてくれたものです。
そして今日届いた背景です。
長崎江戸時代の中島川を描いてくださいました。
本当に江戸時代の雰囲気のある素敵な背景で、もう感謝です!
連載を早く始めたほうが、原稿料が入るので現在のように貧乏生活をしなくてもいいのですが、こういういい背景や3Dを描いてくださる方がいつもつかまらないので、まず背景を先に描き進めていただくことを、重視しています。
そのためもう連載準備期間は、他の広告マンガのお仕事をしつつ半年以上になります。
やっと2話目ネームが完成をして、1話目の作画に入ります。
ここまで準備していても、自分の作画のほうはまったく準備をしていないので、着物をきた人物の立ち振る舞いにかなり作画は時間がとられるのと、3Dの背景、鬘をかなり多様をするので、レンダリングが本当に時間がかかります。
3Dは便利そうで、やはり予測できない別の問題もでてきて、アナログで描いていた時よりは本当に何もかも時間がかかります。
絵柄は違っていましたが、アナログでの最速は下描きから仕上げの完成までで、24Pを4日間とか、40Pを1週間で上げたりしていました。
今はアシスタントさんを自宅に呼んでいないので、アシスタントさんの作業分なども時間が多めになり、下描きやペン入れも原稿を拡大して描くデジタルでは時間がかかります。
なのでフルデジタルだからと言って、すべてよくなったわけではないのですが、作品の質としては、時間もかかっておりますから、より高いものができているので、また新しい桜庭あさみの漫画をお見せできると思います^^