新規連載用にカスタマイズブラシで作った長髪用の髪の束です。
現時点でこれが今女性向けのファンタジーで、流行っている髪の描き方の一部です。
いろいろな漫画を見ながら、作りました。
基本の形なので、これに線を増やすのはお好みで自由です。
この髪束を何本かいれれば、絵柄が古く見えないです^^
現代の漫画でも、OKだと思います。
2人目の人物の髪も完成して、トーン貼り中です^^
私は中学校の教員を12年もしながらデビューをしたので、デビューが遅めでいい年なので、
「絵柄が古い」
と、言われるのはとても気になります💦
漫画が面白ければ絵柄を気にされない出版社もありますが、それは大手出版で人気をとられた実績のある漫画家さんの特権です。
大手出版で実績があっても、
「絵柄を変えないと、新規連載はお願いできません」
と、言われる雑誌もある厳しい漫画業界です。
そのため絵柄は、日々研究をして「丸山遊女~復讐の蕾~」の30話の中でも少しずつ違和感のないように変更してきています。
実際に私の今の絵柄をご存じの方に会ったり、チャットなので私の実年齢をばらすと驚かれる方ばかりです。
(私が老けて見えているかもしれないのは、また別の話ということで^^;)
電子書籍の発展で、デビューされる漫画家さんは以前よりかなり増えました。
年齢も関係がなくなり、若いころ漫画家を目指していて、ご結婚されたり、仕事が忙しくなっていったんやめられて、それから数年たってから落ち着いてからまた漫画家を目指される方にも、以前よりチャンスが増えています。
私は夜間の漫画科の専門学校講師もしていたので、また再度漫画家を目指したいと頑張られる生徒さんをたくさん見てきました。
社会経験も豊富で知識も多く、ストーリーは面白いものを考えられる方が多いのですが、漫画を描かなくなった年数が長くなればなるほど、
「絵柄が古い」
のは、否めません。
日ごろ描いていないと、今流行りの漫画にアンテナが立たず、漫画自体もあまり読まなくなって、自分の好みの漫画しか読まなくなったりするからです。
せっかく面白い漫画を描かれるのに、絵柄が古いので担当さんがつかなかったり、デビューできない人も多かったです。
その時によって、流行りはどんどん変わっていきますし、ジャンルによっても抑えておかなければいけないポイントが違います。
共通して言えるのは、髪、目、ペンタッチの描き方の3つです。
その3つを抑えれば、案外とデビューやお仕事のご依頼は今より増えます。
そのため本気で漫画家になりたいと思われるのなら、自分が描きたいと思うジャンルのランキング上位の漫画をまず模写しまくることです。
自分の描く漫画の骨格に似た漫画を模写することを、おススメします。
トレスでは、身につきません。
ペンタッチは、デジタルであればDLできるブラシや設定でかなり近づけます。
それに年齢を重ねると、誰でも目の老化や、細かく長い線やきれいな線が引けなくなったりします。
それに備えて、早くデジタルコミックになれて、ペン入れもデジタルでできるようになるのをお薦めします。
私は目がひどい近視だったうえに、30代前半で眼下のお医者さんに
「もう老眼が、始まっていますね」
と、大笑いをされて宣告されたので、漫画家としての寿命を延ばすためにフルデジタルへの移行を見据えて準備してまいりました。
アナログで紙に描いていた時より、拡大してペン入れをするので、人物のペン入れがアナログよりかなり遅くなりましたが、紙で描いていた時よりもかなり描き込みも多く、きれいなペンタッチで描けるので、フルデジタルにして本当に良かったと思います^^
なかなか担当さんがつかなかったり、デビューできない方でも、髪、目、ペンタッチの描き方の3つを変えるだけで、デビューに近づく確率はかなり高くなる方は割と多いです。
「自分は年をとっているから、絵柄が古いと言われるんだ」
ではないです。
年齢が上の方でも、今風の絵柄を描かれて活躍されている方は多いです^^
ちなみにネームのコマ割りや見せ方にも古さが出てしまうので、やはりラフでいいのでランキングに入っている漫画をネームにしてみる作業も同時にお勧めします。