1月15日からまんが王国先行で、「丸山遊女~復讐の蕾~」が配信されました!!
表紙の画像は前記事でもあげたこんな感じです。
画像をクリックすれば、まんが王国さんに飛びます。
表紙になると切れるのはわかっていても、イラストではけっこう端まで描いて塗っています。
この表紙は、中華の水彩イメージの雰囲気を出したく、いつもとは違う塗り方をして描いたものです。
肌や、唐人の三つ編み、一部着物以外はこのようにグレー塗をして、グリザイユ画法で塗ったものです。
グリザイユ画法や、ろくに練習もせず本番でお試をしてしまった私の苦労を書いている記事です^^
グレー部分は、髪以外はアニメ塗で影を塗り、境目をぼかし、ぼこぼこしたは水彩タッチが出るテクスチャ「紙質感」をオーバーレイでかけています。
これです。
SAIで色塗りはしていたので、まだクリップスタジオでSAIのように水彩タッチがきれいに描けるブラシが見つからず、思い悩んでグリザイユ画法をやってみて、なんとかイメージ通りに仕上げました^^
透明感のある感じがすごくいいです^^
グリザイユ画法は、今までの塗り方とまったく手順が違うものなので、この表紙イラストはいつもより時間はかかってしまいましたが、最初から準備しておけば早く塗れそうです。
単行本4巻は、主人公が唐人屋敷に役人の密偵として、遊女としても成長し、太夫昇格に大きな影響力のある唐人の客との出会いの巻です。
史実通りにほぼ描いているので、唐人屋敷での遊女の様子、事件なども、お楽しみいただければと思います^^
どうかよろしくお願いいたします^^
今月は、単話版は花魁の髪飾り、ツヤベタ描きでかなり作画にかかっており、締め切りに間に合わず更新はありません;;
現状これ以上アシスタント料を増やせず、私がいつもの作画に、花魁の髪飾り描きが別に4,5日間かかっているので、毎月1本アップができていない状況です…。
そのため昨年秋よりずっと担当さんと打ち合わせを続け、4月配信の27話より単話版はページ数減にして、他のお仕事も始める予定です。
新しいお仕事が決まりましたら、またどうなるかはわかりません…。
まだまだ連載は続くので、今描いているページ数P34~36が、本当は一番描きやすくまとまりがあるのです。
でも前の記事でびっくりするぐらいの反響があった「あまり言えない漫画家の原稿料の話」にも書きましたが、今まで貯えができるほどの原稿料はいただけず、
新型コロナウィルスの影響で200万円近くの減収では、今まで描いていたページ数で描き続けると、ローン会社に借金をしなくてはいけない状況に陥るため仕方がなく、新しいお仕事にまた希望をもって営業し、今までのご依頼も含めて精査する予定です。
たぶん作画はしっかり描いてしまうのですが、ファンタジーでも、海外物でも、時代物でも、「花魁の髪飾り」がないので早く描けると思います^^;
いつも手伝っていただいているアシスタントさんをお願いして通常月P40は、描けます。
海外恋愛小説のコミカライズのハーレクィンもそれくらいです。
現代物は、もっと描けるかもという感じです。
発行が5月にのびた書籍でイラストを数枚描かせていただき、「平安時代」は無理そうです。
女房装束のあの着物の重ね着の多さは…、イラストとして描くのは楽しかったのですが、漫画としては「丸山遊女~復讐の蕾~」と同じくらい作画はかかりそうです^^;
あの重ね着があるからこそ、美しい十二単なのですが^^;