連載7話と8話を2本同時進行で作業中で、7話が全部ペン入れが完了して、8話のペン入れに入っているところです。
7話から主人公に大きな気持ちの変化があり、カッコイイ(^^;)花魁がかなりのページでてきて、また新しいストーリーの展開のため、作画にめちゃくちゃかかっております。
年明けてから体調が悪かったので遅れたのかと思っていたのですが、体調がよくなってもスケジュール通りになかなか進まず、花魁の髪飾りとか豪華で登場人物も多く、作画に時間のかかるお話だったのだと、やっとわかってきたこの数日です^^;
ペン入れは、たぶんあと3日間で8話も終わると思うのですが、うちはトーン貼りまくりで、トーン指定はかなりかかるのでかなりぎりぎり状況です^^;
アシスタントさんは皆さん在宅で、家には来てもらわないので、指定に本当に時間がかかります。
そう思っていたらツィッターで横井里奈先生に指定が大変というツィートを見て、本当に同じで思わずコメントを書いてしまいました^^;
休憩!☕️🍫
— 横井里奈🍀ハーレクイン配信中 (@rina_sion) 2020年1月19日
アシさんへの指定。けっこう時間がかかる。
PC部屋が極寒で(笑)もこもこになって作業中。 pic.twitter.com/AHiH9Stgs7
アシスタントさんが家に来てくださると、口で説明したりひょいって資料を見せらるのですが、スカイプで会話で説明をするにもお互いに時間がかかるため、とにかく資料を準備して、原稿に指定をたくさん書き込むのです。
それで横井先生の背景の指定が、下描きのようにきれいで驚いた次第です。
すごくわかりやすい!!
「これは時間がかかる!」と本当に思いました。
うちは江戸時代という特殊なマンガなので背景や小物、着物や髪資料などは、まずOneNoteにとにかく貼りまくります。
こんな感じで、これは遊女見習いの禿の髪型「禿島田」の資料です。
ネットから見つけたものや、私が本をスキャンしたもの、カメラで撮った写真ものも貼りまくって、
「OneNoteのどこどこに資料はあるから!」
と原稿に指定をします。
本当に最初はOneNoteに資料を貼りまくるだけで、何日も費やしました^^;
そして原稿にも小物の資料は貼りつけたり、三味線はまた描いてもらうのですが、3Dを作っているので、それをあたりでレンダリングしておいて、描いてもらったりもします。
これでアシスタントさんがMOBや背景をいれてくださり、横井先生のようにまではきれいに描いていないですね^^;
主人公の髪はまだハゲなのは、1度作ってもらっていたのですが、もう1度改めて描こうとした時に最初に作っていた「禿島田」とどうも違うとわかり、急遽3D背景アシスタントさんに頼んで修正をしてもらっていて、出来上がるの待っているので髪がまだ入っていません^^;
最初に作っていただいたのがこれで
こんな感じでわき役につかったのですが…
黒髪部分がかなり違うのがわかり、修正をお願いしました。
紫や濃い部分が私の修正です。
それでここまで修正をしてくださったのですが、私がまた再度修正をお願いしている状況です。
こんなにうるさくチェックをして、修正をしてもらっています。
そのためただ描く以外の作業もかなりあり、時間かかります。
江戸時代の連載でなければ、こんな3Dの髪などつくったりしませんので、本当に何もかも今までやっていた漫画の制作とは違う方法で連載漫画はあげていて、毎月いつもぎりぎりでひぃひぃ言ってます^^;
今回はトーン指定が早くできれば楽勝なのですが…、かっこいい、粋な花魁様がかなりのページ出るので…、お花を散らしたり、流水模様をいれたり…、たぶん時間は作画同様時間はかかると思っています^^;