以前を作っていただいたのを修正をしていただくついでに、追加でいろいろなかんざしも作っていただき、本当に見違えるように美しい鬘ができました。
大喜びで、ネームに合わせてレンダリングしたところ…
「あれ、髪がベタにならない…?」
ちゃんとテクスチャのライン抽出、黒ベタ閾値にもチェックをいれているのに、ベタがでません…。
今回全部作成していただいた鬘を見直して、全部修正をしていただいていて…、全部ベタが入りません…。
以前のは、このようにベタがレンダリングした際に入りました。
ツヤベタは、あとからいれたものです。
やっと下描きに入られると大喜びをしていたのですが…、自動でベタが入らないベタ塗からやらなくてはならず、そもそも江戸時代の髪形をよく知っているアシスタントさんは少ないので、いちいち「ここがベタ」というわかりづらいところは指定をいれなくてはなりません…。
3Dのアシスタントさんも、江戸時代の女性のかつらを作るのは初めてで本当のご苦労をされていて、資料はあっても修正が入るのは致し方がないことなのです…。
たぶん作成方法を変えられたのだと思います…。
こんなにきれなカツラなのですが、ベタなしの線画でやってしまうと…、あとの仕上げがとんでもなく時間がかかるので、何度も「至急対応お願いします」と3Dアシスタントさんに、この年末でお忙しいのにお願いをしている状況です。
鬘ないと下描きに入れません…。
鬘が一番先に作成をしていただいていたので、安心をしていたのですが、いざ使用をすると不具合が発生をしてしまいました。
鬘だけではなく、背景なども特殊な江戸時代ものということもあり、ネームに貼り込む際にも何度も修正をしていただき、チェックと修正の指示だし、資料の提示で今までもかなり修正に時間がかかっています。
3D素材を作成、使用がそんな簡単な道ではないことをこの半年を振り返ってしみじみ思います。
江戸時代長崎丸山遊郭のマンガでなければ、ここまで3Dをたくさん作成、使用をしなかったのですが、毎月連載の締め切りをこなしながら、一定の原稿料でクォリティーを保ち、いいものをあげるには、3Dを多様するしか手段はありません。
しかしまだ下描きにはいれない状況では、年内1話完成が絶望的なため、今日は愚痴を書いてしまいました。
お見苦しい記事で、本当に申し訳ありません…;;
一晩しっかり寝れば、もう悩んだり、考え込んだりする暇はないので、きっと明日はまたできることをやっていると思います。