いつもf.luxで画面をオレンジにして作画をしているのですが、4月あたりからお休みがなく、1日の作業時間も長いため、最近朝起きてからの目のしょぼしぼがひどく、ビタミンが入っているアイボンで目洗いをしたり、目薬をさしたりしていたのです。
それでTwitterでも評判になっていたグリーンノートのレイヤーを作って、作業をし始めました。
漫画家でデビューされる前に家にアシスタントに来てくださっていた中澤泉汰さんが連載の協力制作をしている吟鳥子先生のTwitterの記事を見て、気になってはいたのですがf.luxでオレンジ色の調節が細かくできたのと、グリーンノートのレイヤーを一番上におくと、「レイヤー検索」をかけるときにいちいち非表示にしなくてはならないのがめんどさくいと思って、使っておりませんでした。
でも本当に現在8月末までP168を制作中のため、目の疲れが半端なくf.luxでオレンジ色をかけたうえで、グリーンノートも一番上に表示をさせて、作画をしております。
吟鳥子先生がご紹介してくださっているように
①グレーのラスターレイヤーを新規作成
②黒で全範囲塗りつぶし
③不透明度を20%に下げる
④レイヤーカラーで、色をグリーンにする
R18、G78、B21に変更。
このグリーンノートのレイヤーを素材登録して、新しいページの作業になるたびに出しています。
結果は、やっと朝から目のしょぼしょぼが減りました。
なんでも体に良さそうなことは、やっておいたほうがいいという結果になりました^^
連載も今日やっと下描きが終わる予定で、ペン入れにも入り始めたところです。
私は人物のペン入れがはいるころには、背景の作画は終わらせていて、ペン入れが終わったらすぐ指定をして、仕上げに回したい人です。
なので不透明度を下げて薄くしていますが、もう背景、小物描きは終了しています。
髪は3Dで作ったものを1人1人全部レンダリングして、それをあたりにしてアシスタントさんに描きなおしをしてもらっています。
そのためコマ内にしか表示されていない髪も、仕上げが終わるまでは全部表示させています。
本当に1人1人、デザインドールと下描きにあわせてから3Dをレンダリングするので、下描きと同じくらいの時間が、髪だけにかかっています。
こんな江戸時代の花魁や禿の鬘などを下描きからお任せできるアシスタントさんは、希少で、説明だけでも時間がかかりますし、今以上に作画時間もかなりかかるので、3D鬘を一からつくり、3Dのレンダリングに時間をかけているわけです^^;
上記のP2は、通常P2.5~3はあるところを詰め込んでいて、人物が小さく顔の表情もぎりぎりの細い線でペン入れしている状況です。
今制作中の10話は、いつもよりこんなに詰めているページが、半分以上あり…、P43もあるのに見せ場でも大きなコマもとれず、見開きにかかる作画時間が通常の1.5倍~2倍かかっております。
アシスタントさんも今回はかなりご苦労されています^^;
ネームが完成した時点で担当さんからも
「もっと長いページになりそうな内容のものを、よくこのページでまとめましたね」
と言われるほどで、話を詰め込んだので作画時間がかかることは予測はしておりました。
なぜ詰め込んだかというと、海外恋愛小説の締め切りが迫っており、
「ページを縮めないと両方完成できない」
と思ったからでした。
ネームを完成させたのは、腰痛で動けなくなる前でした^^;
「まさか腰痛で1週間まったく動けず、3週間近く机の前にいつもどおり座って作業ができない日がくるとは~!?」
でした^^;
締め切りがのびるのなら…、P50はほしかった10話でした。
引き続きがんばります~^^